無限平面上に自由にアイコンを配置して手軽に編集

ズームUI活用の高速ビデオ編集ソフト「LoiLoScope」発売へ

2008/08/11

 画像関連ソフトウェア開発ベンチャーのLoiLo(ロイロ)は8月11日、従来とはまったく異なる操作性でビデオの編集や共有ができるビデオ編集ソフト「LoiLoScope」(ロイロ・スコープ)のパブリックベータを開始した。机の上で写真を整理するような感覚で、ビデオ編集が簡単にできる。製品版は同社オンラインショップで10月8日から販売開始する。価格は8800円。年内のプロモーション価格は5900円。海外向けにも88米ドルで販売する。

 GPUを利用した直感的なズームイン・ズームアウトのユーザーインターフェイス「Scoping」を実装。無限大のデスクトップ上にアイコン状態で映像を配置して、マウス操作だけで遠くから全体を眺めたり、特定の映像に注目して再生や編集が可能。映像アイコンはマウスを載せることですぐに再生される。また、高速な画像処理エンジン「ecou engine」(エコーエンジン)を搭載する。従来のビデオ編集ソフトのようにレンダリングの待ち時間はなく、映像の切り貼りやエフェクトといった作業をすべてリアルタイムで行うことができる。HDビデオにも対応する。

loilo01.jpg LoiLoScope

 カットイン、カットアウトの場所を指定してコピーボタンを押すことで1本のビデオ映像の中の好きな部分を抜き出すことができる。抜き出した映像はアイコンで表示される。アイコンは、マウス操作でデスクトップ上の好きな方向へ“投げる”ことができる。バラバラに配置されたアイコンは、「マグネット」と呼ばれるツールを使い、グリッド上に引き寄せて整とんできる。

 最終的な映像を作るには、「タイムライン」を使う。従来の編集ソフトでは時間軸に沿ったトラックが2本、3本とあり、映像を重ねていく手法を採るのが一般的だったが、LoiLoScopeではトラックという物理メディアのメタファーを捨て、タイムラインという領域のどこにでも自由に映像を配置できるようにした。

 作成した映像は720p、1080pのHD映像、NTSCやPALのSD映像、DV形式などで保存できるほか、YouTube向けにワンクリックでアップロードできる。


LoiLoScopeのデモンストレーション映像

スーパークリエイター認定の杉山氏が起業

 LoiLoは杉山竜太郎氏、杉山浩二氏の兄弟がゲーム業界で活躍した後、2007年に創業したソフトウェアベンチャー。LoiLoScopeは杉山竜太郎氏のプロジェクトとしてIPA未踏ソフトウェア事業で採択され、同氏は2007年10月にスーパークリエイター認定を受けている。また、自在にズームするUI部分にはWPF(Windows Presentation Foundation)を利用しており、2007年9月にはマイクロソフトのイノベーションアワード優秀賞を受賞している。

 LoiLoScopeの動作環境はWindows XP SP2以降およびWindows Vista。Pentium4 2GHz以上、PixelShader2.0以上に対応したGPUが必要。

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(@IT 西村賢)

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