タイプミスでも正しく予測

米グーグルが検索候補表示機能を正式サービスに

2008/08/27

 米グーグルは8月25日、検索キーワード候補表示機能「Google Suggest」をGoogle.comで正式提供すると発表した。オプションで同機能をオフにすることもできるが、標準機能となる。

 サービスは今後1週間かけて順次導入していく。Google Suggestはこれまで同社がGoogle Labsで提供していた実験サービスを正式版へと昇格したもの。2004年に“20%ルール”のプロジェクトとして開発がスタート。これまで「Google Toolbar」やFirefoxの検索ボックス、Google Maps、iPhone、BlackBerry、Youtubeのほか一部の国のWeb検索で提供してきた。

google01.png 「san fr」まで入力したところで多くの検索クエリーが候補として表示される
google02.png Google Financeでは株式市場で使われる4文字のティッカー・シンボルも含めて推測機能が使える
google03.png Google.co.jpの日本語Web検索サービスでは、日本の検索クエリーに特化した候補を表示する

 Google Suggestでは、数文字をタイプするだけで、ユーザーが入力しようとしている検索キーワードを単語またはフレーズで予測してドロップダウンリストで提示する。提示された候補にはヒット件数が同時に表示される。提示するキーワードは、さまざまなグーグルのデータに基づいていて、ユーザー個人の過去の検索は影響しないという。また、スペルチェック機能も備えており、タイプミスを防げる。同社は、候補の検索クエリーを使うことで検索効率が上がるとしている。

 なお編集部で確認したところ、Google SuggestはGoogle.co.jpの日本語版サービスでも動いており、日本語のクエリーに特化した候補を提示している。

(@IT 西村賢)

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