初のメジャーバージョン

Python向けWebアプリフレームワーク「Django 1.0」リリース

2008/09/05

 PythonベースのWebアプリケーションフレームワーク「Django」(ジャンゴ)が9月3日、初の正式メジャーリリースバージョン「Django 1.0」となったと、プロジェクトを立ち上げた開発者らが公式ページで発表した。DjangoはGoogle App EngineのSDKにも含まれているPythonでは人気のフレームワーク。

 Djangoは2005年7月にオープンソースとして公開された。公開と同時に反響を呼び、開発コミュニティが形成。2007年3月にリリースされたバージョン0.96からの約1年半で、2000個以上のバグを修正し、35万行のコードを編集もしくは追加、削除したという。4万行に及ぶドキュメントを公開したこともバージョン1.0の目玉という。

 DjangoはMVCモデルのデザインパターンを採用しているほか、O/Rマッパー、拡張可能で柔軟なテンプレートシステム、memcachedなどのキャッシュソフトとの連携による高いパフォーマンス、国際化対応などの特徴がある。

 開発チームはDjango 1.0のAPIは安定しており、1.0向けに書かれたアプリケーションは、今後登場するバージョン1.1でも変更なしに動き、バージョン1.xでもわずかな変更で動くとしている。

関連リンク

(@IT 西村賢)

情報をお寄せください:

Coding Edge フォーラム 新着記事
@ITメールマガジン 新着情報やスタッフのコラムがメールで届きます(無料)

キャリアアップ

- PR -

注目のテーマ

ソリューションFLASH

「ITmedia マーケティング」新着記事

CDPの使い方には正解がない だから「コミュニティー」が必要だった
「Treasure Data CDP」ユーザーが主体となって活動するコミュニティー「Treasure Data Ro...

人×AIで磨く ライオンの顧客理解の進化
大手消費財メーカーのライオンが、人と生成AIを融合した顧客理解と市場分析に取り組んで...

生成AIが投資をけん引 2025年度の国内企業のIT予算は「増額」が過去最多に
生成AIの急速な普及により、企業のDX投資は新たな局面を迎えているようだ。