Visual Studio 2008に対応
.NET対応テストツール「.TEST 4.2」、テクマトリックス
2008/09/17
テクマトリックスは9月16日、.NET対応自動ユニットテストツール「Parasoft .TEST 4.2」の日本語版を発売した。.TESTは米Parasoftが開発した.NETアプリケーション開発の単体テストと静的解析を自動化するソフトウェア。テクマトリックスは、国内総販売代理店として国内販売、マーケティング、日本語化、ユーザーサポートなどを展開する。
.TEST 4.2は、テストケース生成からテスト実行までを自動化する。実行時例外を引き起こすテストケースと広範囲のソースコードをカバーするテストケースを自動生成し、プログラムの堅牢性を検証するホワイトボックステスト、機能を検証するブラックボックステスト、修正時の問題の作り込みを検証する回帰テストを自動実行する。
今回のバージョンでVisual Studio 2008をサポートした。また、Webサイトプロジェクトに対するテストを大幅に拡張したほか、SQLインジェクションやXSSを静的に検出できるようになった。
エクセルやテキストファイル、SQL Serverのファイルからテストデータをインポートして、単体テストを自動実行することもできるようになった。1つのテストクラスで異なるデータによるテストが可能で、テストカバレッジの向上や細かい機能の確認が容易になるという。
セキュリティルールには、OWASP(Open Web Application Security Project)に掲載されているWebアプリケーションの脆弱性トップ10や、マイクロソフトの.NET Framework Developer Centerに掲載されている脆弱性について、ソースコードを静的解析とフロー解析の2つの技術で検証し、問題個所を指摘する。
このほか新機能としてメトリクス分析機能を追加したほか、コードレビュー機能を強化し、ソースコード管理システムに格納する前に変更されたコードや新たに追加されたコードを特定し、レビュー担当者に通知することができるようになった。
対応OSは、Windows XP、Windows Server 2003、Windows Vista。統合可能なVisual Studioは、Visual Studio .NET 2003、Visual Studio 2005、Visual Studio 2008。価格は、Professional Editionが49万8000円(税別)、Architect Editionが、59万8000円(税別)、Server Editionが210万円(税別)。年間保守サービス加入中であればバージョンアップは無償。これ以外のユーザーにもバージョンアップサービスを提供する。
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