Excelで作るWebアプリ開発環境に新機能

マイクロラボ、「XCute」の新バージョン10を発売開始

2008/10/15

 マイクロラボは10月10日、「XCute」の新バージョン10の発売を開始した。

 XCuteは「Microsoft Excel」を活用してWebシステムの構築を実現する開発環境。データベース連携のWebアプリをExcelで開発するツールも備える。マイクロラボが開発して2000年より販売を開始した。エンドユーザーが使いやすいExcelで画面作成を行うため、短期間でWebシステムを構築でき、工数削減も可能なノンプログラミングの開発ツールとして定評がある。

 XCute 10での主な新機能を、以下に挙げる。

  • 海外拠点間利用向けに英語環境に対応(製品サポートは日本国内のみ対応)
  • OracleやMicrosoft SQL Server、IBM DB2において、各データベースに特化した接続方式に対応(従来のODBC接続と比べ、約2〜3倍の高速化)
  • 複数の開発者での分業や細かなプロジェクトを1つに統合するためのツールを搭載
  • 作成したWebアプリケーションを運用に移す際、安定性や負荷などを試験するためのツールを搭載
  • XCuteのレポーティング機能の1つ、親子構造のレポートにおいて、プログラムを最適化して従来より高速に出力することが可能に

 XCute 10の動作環境は、クライアントはWindows 2000/XPで、サーバはWindows Server 2003/2008となる。Webアプリケーションを開発するには、クライアントにExcel 2000以上のインストールが必要だ。作成したWebアプリケーションを閲覧するWebブラウザとしては、Internet Explorer 6.0以降が推奨だが、Opera 9.52やFireFox 3、Google Chrome 0.2.1にも一部機能は対応している。

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(@IT 平田修)

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