リアルタイム分析が可能に

アプリ組み込み型BIツール「InterSystems DeepSee」発表

2008/10/23

 インターシステムズジャパンは10月23日、アプリケーション組み込み型ビジネスインテリジェンス(BI)ソフトウェア「InterSystems DeepSee」を発表した。同社主軸製品であるオブジェクトデータベース「Cache」との連携を前提とするが、一般的なRDBMSであってもCacheのRDBMS向けインターフェイス経由で接続して利用できる。

植松氏 インターシステムズジャパン 代表取締役社長 日本統括責任者 植松裕史氏

 現在、BI市場はデータウェアハウス(DWH)を使ったシステムが主流だが、この場合、分析データを生成したうえで別システムに保存する必要があったり、また、その際に大規模なI/O処理や複雑なクエリ操作が必要とされる。処理そのものに膨大なコストがかかるため、一部の分析専門家のための機能と位置付けられることが多かった。

 今回発表した業務アプリケーション組み込み型のBIツールであるDeepSeeは、オブジェクトデータベースであるCacheからデータを取得する。このため、レポート生成のために別途分析データをストックする必要はなく、得たデータを動的かつ瞬時にレポート化が可能。DWHを使わずリアルタイムに業務分析を行えるようになる。また、2次元・3次元など、複数軸を用いたクロス分析もGUI操作で柔軟に実施できる。

dashboard DeepSeeアナライザ画面。GUI操作で分析軸を設定している

 同社では今後同製品をアプリケーション開発ベンダ向けに販売する。アプリケーションベンダはこの製品を自社アプリケーションに組み込むことで、上記機能を実装した独自のアプリケーションを開発できる。価格は最小構成(1サーバ構成)で70万円(税別)から。

 10月1日に同社代表取締役社長 日本統括責任者に就任した植松裕史氏は、「金融系はもちろん、流通業などでも近年はリアルタイムでの分析が必要とされつつある。見たいとき、分析したいときに常にデータが最新である必要がある――そうしたシーンでこの製品は生きてくる。当社はすでに国内で約100社のパートナーを持ち、医療、金融、物流、流通、通信分野に強い。中でも、医療系の分野で多くの支持を集めている。こうした分野を足がかりに幅広い分野でDeepSeeの顧客を増やしたい」と語った。

(@IT 原田美穂)

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