IPv6対応やマネージャ連携機能も

オープンソースの運用管理ソフト「Hinemos」がバージョンアップ

2008/10/31

 NTTデータは10月31日、オープンソースの統合運用管理ソフトウェアの新バージョン「Hinemos Ver.3」を公開した。

 Hinemosは、NTTデータが開発しGPLで公開されている、企業向けの運用管理ソフトウェア。管理対象となるコンピュータに関する情報をマネージャに集約し、イベントログやステータス情報、リソースの性能などを集中監視できる。複数のノードを任意にグループ化して処理・監視を行えること、システム監視やジョブ運用も含めた一元的な管理が行えることなどが特徴だ。

 新バージョンはIPv6に正式に対応したほか、複数のHinemosマネージャを連携させて、より大規模なシステム環境に対応できるようにした。また、計画保守対応のための機能が強化されており、計画保守時における監視やジョブ設定の一時的・部分的な無効化などが可能という。

 マネージャの動作プラットフォームはRed Hat Enterprise Linux 5。監視対象となるサーバに導入するエージェントとしてはRed Hat Enterprise Linux 4/5向けが用意されているほか、SolarisやSNMP対応のネットワーク機器についても監視が可能だ。

 またNTTデータでは、ミッションクリティカルシステムや仮想化環境など、より高度な運用要件が求められる環境向けに、いくつかのオプションプロダクトを提供していく計画だ。11月中に「各種設定簡易化オプション」と「Hinemosマネージャ高可用化オプション」を、2008年度内に「仮想化環境対応オプション」をリリースする予定という。

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(@IT 高橋睦美)

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