Oracleからの移行コストを低減

SRA OSS、Postgres Plus Advanced Serverの提供開始

2008/10/31

 SRA OSS日本支社は10月29日、米EnterpriseDBが提供するPostgreSQLベースのエンタープライズ向けデータベース製品「Postgres Plus」の日本国内での販売およびサポートを行うと発表した。製品のダウンロード販売は11月ごろを予定している。

 Postgres Plusシリーズには2種類ある。PostgreSQLに独自の管理ツールなどを加えたPostgres Plus、もう1つはこれにOracle Databaseとの互換性を強化した「Postgres Plus Advanced Server」だ。

 Postgres Plus Advanced Serverには、Oracle Databaseからの移行支援ツール「Migration Studio」が付属する。Migration Studioでは、Oracle Databaseのテーブル、制約、インデックス、トリガ、シーケンス、ビュー、関数、パッケージなどのほか、移行が困難とされてきたストアドプロシージャも読み込んだうえで、操作できるようになる。このほか、Postgres Plus Advanced Server同士、Oracleの間で非同期レプリケーションを行うツールも付属する。

Migration Studio Migration Studio。画像は英語版だが実際には日本語化して提供される

 同社ではシリーズ2製品の日本国内でのサポート開始に連動し、Oracle Databaseからの移行サポートも開始する。これによりOracle Databaseユーザーは従来よりも短期間、かつ低コストで移行を行えるようになるという。

 なお、SRA OSS日本支社では、同製品の取り扱い開始に連動して、EnterpriseDBからJim Mlodgenski氏を招き、移行ソリューションセミナーを開催する予定。

(@IT 原田美穂)

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