プログラム・ウィザード機能を強化

Javaフレームワーク「楽々FrameworkII」最新版、住友電工

2008/11/10

 住友電工情報システムは11月10日、Java開発フレームワークの最新版「楽々FrameworkII」を発売した。プログラム・ウィザードなど開発入門者向け機能の強化に加え、デザインテーマ設定や自分好みの業務画面のレイアウトを保持できる機能を強化した。プログラム・ウィザード機能を使い、実現したい機能や画面配置イメージを手順に従って選択していくだけで最適なプログラム部品が自動的に選択され、プログラムが生成されるという。

 また、データの型や範囲など簡単な入力エラーチェックをWebブラウザ側で実行できる機能を追加。Webブラウザ側とサーバの間の通信を最小限に抑えることができ、応答時間を短縮できる。

 楽々FrameworkIIは、複雑な処理を実現する業務コンポーネントにより、業務処理の大部分でプログラミング不要とすることで、設計工数を従来の3分の1まで圧縮できるという。また、データベース設計完了後に、すぐ試作プログラムを自動生成し稼動できるため、Javaでそのままシステムを構築する場合に比べて10分の1の時間で高品質なプログラムが作成可能という。

 「楽々FrameworkII」は2002年12月発売。中堅から大企業の情報システム部門やシステム開発会社を中心に約180社の導入実績があるという。

(@IT 西村賢)

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