4コア8スレッド、8MBのL3キャッシュ

インテル、Core i7を正式発表

2008/11/18

 インテルは11月18日、デスクトップPC向けの最新プロセッサ「インテル Core i7 プロセッサー」および、対応するチップセット「X58 Express」、システムボード「DX58SO」を正式発表した。製品はすでに出荷済み。Core i7は開発コード名「Nehalem」ファミリの最初の製品となる。4つのコアを搭載し、ハイパースレッディング機能を使うことで最大8スレッドを並列実行できる。共有3次キャッシュは8MB。SPECint_rate_2006は117となり、単一プロセッサで100を超えたのは初めてという。

 4つの独立したコアのうち、1つ以上のコア・クロック速度を自動的に調整し、消費電力を増加させることなく、単一スレッドあるいはマルチスレッドのアプリケーションの処理速度を向上させるターボ・ブースト・テクノロジーを搭載した。

 最上位のCore i7-965 Exstream Edition/3.2GHzが1000個ロット時の価格が10万2590円、Core i7-940/2.93GHzがは5万7720円、Core i7-920/2.66GHzが2万9170円。

 今後、インテルはNehalemファミリとしてサーバ版、モバイル版も製品化の予定。

関連リンク

(@IT 西村賢)

情報をお寄せください:

System Insider フォーラム 新着記事
  • Intelと互換プロセッサとの戦いの歴史を振り返る (2017/6/28)
     Intelのx86が誕生して約40年たつという。x86プロセッサは、互換プロセッサとの戦いでもあった。その歴史を簡単に振り返ってみよう
  • 第204回 人工知能がFPGAに恋する理由 (2017/5/25)
     最近、人工知能(AI)のアクセラレータとしてFPGAを活用する動きがある。なぜCPUやGPUに加えて、FPGAが人工知能に活用されるのだろうか。その理由は?
  • IoT実用化への号砲は鳴った (2017/4/27)
     スタートの号砲が鳴ったようだ。多くのベンダーからIoTを使った実証実験の発表が相次いでいる。あと半年もすれば、実用化へのゴールも見えてくるのだろうか?
  • スパコンの新しい潮流は人工知能にあり? (2017/3/29)
     スパコン関連の発表が続いている。多くが「人工知能」をターゲットにしているようだ。人工知能向けのスパコンとはどのようなものなのか、最近の発表から見ていこう

キャリアアップ

- PR -

注目のテーマ

- PR -
ソリューションFLASH

「ITmedia マーケティング」新着記事

トランプ氏勝利で追い風 ところでTwitter買収時のマスク氏の計画はどこへ?――2025年のSNS大予測(X編)
2024年の米大統領選挙は共和党のドナルド・トランプ氏の勝利に終わった。トランプ氏を支...

AI導入の効果は効率化だけじゃない もう一つの大事な視点とは?
生成AIの導入で期待できる効果は効率化だけではありません。マーケティング革新を実現す...

ハロウィーンの口コミ数はエイプリルフールやバレンタインを超える マーケ視点で押さえておくべきことは?
ホットリンクは、SNSの投稿データから、ハロウィーンに関する口コミを調査した。