初期費用無料でベータテストを実施

アマゾンの「SimpleDB」、プライベートベータから一般公開へ

2008/12/02

 米アマゾンは現地時間の12月1日、公式ブログ「Amazon Web Services Blog」を通じて、同社のWebサービスの1つ「SimpleDB」がプライベートベータから一般向けベータテストとなったことを発表した。

 米アマゾンのテクノロジエバンジェリスト、Jeff Barr氏によると、利用価格は1GB当たり月額1ドル50セントから25セントに値下げされ、基本利用料が利用開始から「少なくとも6カ月間」無料となる。500MBのストレージと25時間分のマシン利用、上下1GBずつのデータ転送も付属する。この料金体系は、既存のSimpleDB上のデータにも適用される。

 ベータ期間中は、ドメインあたり10GBのデータを置けるうえ、ドメイン自体も100まで増やすことができる。

 SimpleDB用のGUIインターフェイスとしては、「Simple DB Exploerer」が有償でAmazonから提供されている。また、SimpleDBを含むAmazon Web Services(AWS)API用のライブラリも充実してきている。Ruby on Rails用のActive Recordインターフェイス「RightScale Ruby library」のほか、Python用AWSライブラリ「Boto」、Java用の「Typica」が開発されている。

 Barr氏によると、今後SimpleDBでは、SQL風のSELECT文が実行できるAPIやデータストリームに対するバッチ処理、各種データのアップロードを容易にする仕組みの提供を予定しているという。

Simple DB Exploerer Simple DB Exploerer

(@IT 原田美穂)

情報をお寄せください:

Database Expert フォーラム 新着記事
@ITメールマガジン 新着情報やスタッフのコラムがメールで届きます(無料)

キャリアアップ

- PR -

注目のテーマ

- PR -
ソリューションFLASH

「ITmedia マーケティング」新着記事

「ECプラットフォーム」売れ筋TOP10(2025年1月)
今週は、ECプラットフォーム製品(ECサイト構築ツール)の国内売れ筋TOP10を紹介します。

Hakuhodo DY ONEのDMP「AudienceOne」とTrue Dataが連携 何ができる?
ドラッグストアや食品スーパーマーケットの購買データを活用した精緻なターゲティングや...

転売目的の不正注文を出荷前にAIが判別 売れるネット広告社がD2C事業者向けにツールを提供
売れるネット広告社は、不正注文によるD2C事業者の損失を防ぐ新たなサービスを提供開始し...