Silverlight 1.0向けコンテンツ利用が可能に

Linux版SilverlightのMoonlight、ベータリリース

2008/12/04

 マイクロソフトが提供するRIA向けのアプリケーションランタイム「Silverlight」をオープンソースでLinux向けに実装するMoonlightプロジェクトと、同プロジェクトを支援するノベルは12月2日、Moonlight 1.0のベータ版をリリースした。Firefox向けエクステンションとして配布する。すでにSUSE Linux Enterprise Desktop 10、openSUSE 11.0、Ubuntu 8.04、Fedora Core 9で動作確認をしているという。

 Linux上でSilverlight 1.0向けに作られたコンテンツを利用できるようになる。WMV形式の動画やオーディオにも対応し、これまでLinuxで見られなかったWebサイトのコンテンツも視聴可能になるという。

 Moonlightは2007年9月に発表したノベルとマイクロソフトの技術提携に基づく成果の一環。マイクロソフトはSilverlightのテスト・スィートのほかコーデックなどを提供する。ただし、コーデックを含む“メディア・パック”はMoonlight利用時のみマイクロソフトのサイトからダウンロードできる。

 MoonlightのソースコードはLGPLで利用でき、Linux以外のプラットフォームへの移植もできる。

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(@IT 西村賢)

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