HOTなどの新機能を搭載

SRA OSS、PostgreSQL 8.3ベースの「PowerGres V6」を発売

2008/12/04

 SRA OSS日本支社は12月4日、同社が販売するデータベース製品「PowerGres」の最新版V6の販売を開始した。

 V6はPostgreSQL 8.3がベースとなっているため、PostgreSQL 8.3で実装されたHOT(Heap Only Tuples)や同期コミット、シーケンシャルスキャン同時実行時の性能向上などが同製品上でも期待できる。また、Windows Vistaなどで採用されている文字コードJIS X 0213(JIS 2004)にも対応する。

 HOTは、インデックスキーを持つ行の更新が増えるたびに不要なデータ領域が増えるという、PostgreSQLのような追記型アーキテクチャのRDBMSの弱点を解消するために実装されたもので、データの追記が発生するタイミングで不要なデータ領域を整理する。HOTの実装により、データ領域をより効率的に利用できる。

 PowerGresはオープンソースのRDBMSであるPostgreSQLに、高機能な管理機能やサポートなどを組み合わせたもの。Windows版とLinux版が提供される。対応OSはWindows版がWindows XP/2003/Vista/Server 2008(X86/X64版)、Linux版はRed Hat Enterprise Linux AS/ES 4/5など。

 パッケージでの販売のほか、オンラインショップからの購入も可能で、価格は5万400円。初年度年間サポートありは13万4400円。

(@IT 原田美穂)

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