企業向けサポートサービスも開始

オープンソースの企業向けSNS「SKIP」正式版でOpenID対応

2008/12/05

 TISは12月3日、オープンソースの企業向けSNSソフトウェア「SKIP」の正式版「SKIP Version 1.0」を公開した。同時に、企業向けサポートサービス「SKIPあんしんサポート」の提供を開始した。

 SKIPは、プロフィールやブログといった一般的なSNSとしての機能に加え、グループ化やブログ記事ごとの公開権限(ACL)の設定、キーワード検索といった、企業ユーザー向けの機能も備えたSNSアプリケーションだ。同社が社内向けにRuby on Railsで開発したツールだが、2008年6月にGPL3の元でオープンソースとして公開されている。

 SKIP Version 1.0では、ユーザーの追加やシステム設定の変更といった日常のメンテナンス作業を、設定ファイルを直接編集することなく、管理画面上で行えるようになった。これにより、技術者以外でも手軽にメンテナンスを行うことができる。同時に定常的な運営作業の自動化/定型化を進め、運用負荷の軽減を図っているという。

 さらにOpenID対応により、mixiやはてなといったほかのOpenID対応アカウントを用いてSKIPにログインできるようになった。自社独自のOpenID Provider(OP)を用意すれば、ほかのアプリケーションとのシングルサインオンも可能になるという。

 SKIPあんしんサポートでは、ヘルプデスクや障害調査支援といったサポートサービスを提供し、企業へのSKIP導入を支援する。電話やメールで問い合わせに答える「SKIP年間サポート」のほか、導入作業を代行する「SKIP構築代行」、SKIPをカスタマイズする際のサポートを提供する「SKIP開発支援」の3メニューを用意した。費用は、SKIP年間サポートが月額10万円程度から。

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(@IT 高橋睦美)

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