レッドハットのJBoss買収で案件が大型化

OSSアプリサーバのサポート市場が急拡大

2008/12/08

 ミック経済研究所は12月8日、オープンソースソフトウェア(OSS)・アプリケーションサーバのサポート市場が、2008年度に28億円規模になるとの調査結果を発表した。前年度比60%の増加で同社は「サポート需要が高まってきている」と説明している。

 調査によるとOSSアプリケーションサーバのサポート市場は2006年度に10億円。2007年度に17億5000万円となり、2008年度は28億円の見込みだ。

 ミックはこれまでWebシステムなど比較的小規模なシステムでの利用が多かったOSSアプリケーションサーバが、レッドハットの「JBoss」買収を機に大規模システムに拡大していると指摘する。レッドハット自身がJBossのサポートを提供するようになり、企業が安心して大規模システムでOSSアプリケーションサーバを使うようになったからだ。大規模システムで使われることで、サポートサービスのニーズも高まっているという。

 また、野村総合研究所やサイオステクノロジーなどOSS関連のシステム構築を得意とする企業に対しても、JBossを中心にOSSアプリケーションサーバ関連のサポート案件が急増しているという。

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(@IT 垣内郁栄)

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