Flash 10の新機能も搭載

Adobe AIR 1.5のLinux版がリリース

2008/12/19

 米アドビ システムズは12月18日、Linux向けの「Adobe AIR 1.5」をリリースした。ダウンロードパッケージはFedora 8、Ubuntu 7.10、openSUSE 10.3に対応する。同社はこれまでにWindows版とMac OS X版を提供している。

 Adobe AIR 1.5には、Adobe Flash Player 10で新たに搭載されたカスタムフィルタやエフェクト、ネイティブ3D変換やアニメーション、拡張可能なリッチテキストレイアウトなどの機能が含まれるという。HTMLのレンダリングエンジンとしてWebKitを含み、JavaScript実行エンジンとしてSquirrelFishを採用している。また、エンタープライズ用途での利用を想定した、暗号化対応のデータベース機能も新たに搭載しているという。

 Adobe AIRは、HTML、JavaScript、ActionScript、Flexフレームワークなどを使い、同社がリッチインターネットアプリケーション(RIA)と呼ぶ、Webブラウザに限定されないアプリケーションが作成できるソフトウェアプラットフォーム。同社によれば、すでにDIRECTVやFOX News、ナスダックなどがAIRベースのアプリケーションを配布している。

(@IT 西村賢)

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