CommonsMarkerが新機能をリリース

Webページの一部にコメント付きリンク作成

2008/12/25

 コモンズ・メディアは12月25日、任意のWebページに対して、テキストの一部をハイライト表示させ、その個所に対してコメントを付けた上で一意なURLを与える新サービス「マーカーリンク」のベータ版を公開した。7月に公開したソーシャル・アノテーションサービス「コモンズ・マーカー」の一機能として利用できる。利用は無料。URLの生成にはユーザー登録が必要だが、閲覧は非登録ユーザーでも可能だ。

 コモンズ・マーカーはソーシャルブックマークに似たサービス。URLを登録する代わりに、任意のWebページの特定の段落やセンテンスなどを、マウスドラッグによる指定でマークできる。マークに対しては付箋(ふせん)でコメントを書き込める。マークのハイライト表示や付箋の表示はJavaScriptを使ったクライアント側の処理で行う。マークの位置やコメントはコモンズ・メディアが運用するサーバ上に保存され、自分やほかのユーザーが付けたマークやコメントを見ることができる。

 一般的なソーシャルブックマークサービス同様に、タグを使った情報収集・整理ツールとして使えるほか、ほかのユーザーがマークしたコンテンツの閲覧や、特定ユーザーの付けるマークやコメントをフォローすることもできる。

 新機能のマーカーリンクは、マーク位置やコメントをWebブラウザ上で表示した状態で当該Webページを開くリンクを生成する。このURLを利用することで、HTMLの枠組みではページ単位でしかリンクできなかったものが、より具体的な場所を絞り込んだ形でのリンクを擬似的に利用できることになる。

commonsmarker01.png

(@IT 西村賢)

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