マルチコアシステム向け機能も強化

DTraceもサポート、FreeBSD 7.1が公開

2009/01/05

 FreeBSD Projectは1月5日、FreeBSD 7系の最新安定バージョン「FreeBSD 7.1-RELEASE」を公開した。AMD64、i386、IA64、PC98、PowerPCおよびSparc64の各アーキテクチャ向けISOイメージが入手できる。ブートローダ周りの改善により、USBデバイスからの起動が可能となるなど、多くの新機能を搭載している。

 FreeBSD 7.1では、AMD64/i386版で、デフォルトでULEスケジューラが採用された。これにより、高い負荷の掛かるマルチコアシステムにおけるパフォーマンスの大幅な改善が期待できるという。またマルチコア環境においてCPUリソースのグルーピングや割り当てを行うために、新たにcpuset(2)/cpuset(1)といったシステムコールが追加されている。

 さらに、OpenSolarisに搭載されてきたモニタリング機能「DTrace」のサポートにより、システムのダイナミックな監視やトラブルシューティングが可能になる。NFS Lock Managerクライアントも改善された。

 FreeBSD 7.1-RELEASEは同プロジェクトのサイトからFTPでダウンロードできるほか、BitTorrentなどからも入手可能。セキュリティチームによるサポートは2011年1月31日まで提供される。

関連リンク

(@IT 高橋睦美)

情報をお寄せください:

Linux & OSS フォーラム 新着記事

キャリアアップ

- PR -

注目のテーマ

- PR -
ソリューションFLASH

「ITmedia マーケティング」新着記事

SASのCMOが語る マーケティング部門が社内の生成AI活用のけん引役に適している理由
データとアナリティクスの世界で半世紀近くにわたり知見を培ってきたSAS。同社のCMOに、...

SALES ROBOTICSが「カスタマーサクセス支援サービス」を提供
SALES ROBOTICSは、カスタマーサクセスを実現する新サービスの提供を開始した。

「Fortnite」を活用  朝日広告社がメタバース空間制作サービスとマーケティング支援を開始
朝日広告社は、人気ゲーム「Fortnite」に新たなゲームメタバース空間を公開した。また、...