プログラミングなしでカスタマイズが可能
iPhone向けテンプレートも登場 FileMaker Pro 10
2009/01/07
ファイルメーカーは2008年1月6日、同社が開発・販売するデータベースソフトウェア「FileMaker Pro」の最新版であるバージョン10を発売した。
バージョン9から提供しているウィザード形式のWebアプリケーション構築ツール「PHP Site Assintant」にiPhone用を含む新たなテーマを追加したほか、データベースの自動検証機能も加わっている。
またインターフェイスも大幅に変更し、Webブラウザのような使用感で使えるようになった。このほか、「ブラウズモード」からモードを切り替えることなくダイレクトに「保存済み検索」を実行できたり、AccessやExcelからのデータのインポートがスムーズに行えるようになるなど、細かなところを含めてユーザビリティが大幅に向上している。
さらに、SMTPサーバにダイレクトに接続できるようになったのも、今回のリリースの注目ポイントだ。これにより、FileMaker上から直接メールを送信できるようになる。条件に合致したレコードにあるメールアドレスにのみメールを送付するような処理が簡単に実現する。
スクリプトトリガ機能は一種のマクロ機能で、あらかじめ用意されているさまざまなイベントをトリガとして各種アクションをプログラミングなしで実行できるようにする。例えば、特定のフィールドが変更になった場合にのみレポートを再生成するといった設定が可能になる。
FileMaker Pro 10の製品ラインアップ | ||
製品名 | 価格 | 概要 |
FireMaker Pro 10 | 3万8000円 | ― |
FireMaker Pro 10 Advanced | 5万8000円 | ランタイムエンジンなど開発向けのツール群を同梱 |
FireMaker Server 10 | 12万8000円 | 250ユーザーまで同時接続可能 |
FireMaker Server 10 Advanced | 38万円 | 999ユーザーまで同時接続可能 |
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