COBOL開発環境の強化・DB接続の自動化など

マイクロフォーカス、COBOL向けEclipseプラグインなど3製品発表

2009/01/16

 マイクロフォーカスは1月15日、Windows版COBOL開発環境製品「Micro Focus Net Express 5.1J」と、UNIX/Linux版COBOL開発環境製品「Micro Focus Server Express 5.1J」のアドオンツール「Eclipse AddPack」「Micro Focus Database Connectors」「Micro Focus XDBC」の3製品を発表した。Eclipse上での開発が容易になるほか、RDBへの接続が自動化できるなど、開発効率の向上が期待できる。各製品は2月2日から販売・配布を開始する。

 Eclipseプラグインである「Eclipse AddPack」は、COBOLパースペクティブ、COBOL構文と起動構成のバックグラウンドチェック機能を提供するほか、COBOLヘルプなども利用できる。「Eclipse AddPack」は、「Net Express 5.1J」「Server Express 5.1J」の追加モジュールとして、保守登録ユーザーに無償提供される。

 「Micro Focus DB Connectors」は、COBOLの入出力文を自動でSQLやODBCの命令に変換してRDBに接続する。データベースとの接続インターフェイスは、Oracle、SQL Server、DB2用が用意されている。

 「Micro Focus XDBC」は、Micro Focus COBOLのデータファイルをRDBの仕様に準拠したデータセットに自動変換する機能を提供する。これを利用すれば、ExcelやAccessといったアプリケーションソフトからはODBC経由で、またJavaアプリケーションからはJDBC経由で、Micro Focus COBOLデータファイルにアクセスできる。

 それぞれの実行環境はMicro Focus Server for COBOL 5.1J WP2以降、またはMicro Focus Server for SOA 5.1J WP2以降、開発環境はMicro Focus Net Express 5.1J WP2以降(Windows)、またはMicro Focus Server Express 5.1J WP2以降(UNIX/Linux)となっている。

 Eclipse AddPackはNet Express 5.1JおよびServer Express 5.1Jは年間保守サービスの一部として希望者に無償提供、Micro Focus DB Connectorsは60万9000円から(10同時ユーザー・税込)、Micro Focus XDBCは84万円から(初期5ユーザー・税込)となっている。

(@IT 原田美穂)

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