ネットがなくてもメールの読み書き可能に

Gmail、オフライン機能提供へ

2009/01/28

 グーグルは1月27日、WebメールのGmailをオフラインで利用する実験的機能の提供を開始した。新機能は米国、英国のGmailサービス利用者のみを対象に、2、3日中に利用可能になるという。

 Gmail Labsでこの機能をオンにすると、インターネット接続のない環境でも、ローカルのハードディスクにキャッシュされたメールボックスで、メールを読んだり、ラベルを付けたりできる。この機能の提供には、Webアプリケーションをオフラインで利用可能にするブラウザプラグイン、Gearsが使われている。

 オンライン・オフラインの切り替えは自動。オフライン時に作成した新規メールは、次回オンラインになったときに自動的に送信される。また、接続が遅かったり不安定な場合には“フレーキー・コネクション・モード”と呼ぶ接続モードに切り替えることもできる。これはオンラインモードとオフラインモードの中間のような状態で、メールの操作自体はローカルキャッシュに対して行いつつ、サーバとデータの同期を行うという。

 オフラインGmailはまだ早期段階で、不審な挙動もあり得るとしている。

(@IT 西村賢)

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