MySQL開発チームメンバーらと起業
MySQLの「生みの親」、サンを離れる
2009/02/05
元MySQL ABのCTOで、MySQLの「生みの親」といわれるMichael Widenius氏がサン・マイクロシステムズを退職した。2009年2月5日付けの同氏のブログエントリによると、すでにサン・マイクロシステムズを退職し、新たにMonty Program Abという会社を設立した模様。
オープンソースプロダクトの中心的開発者たちを多数招き入れてきたサン・マイクロシステムズが今後、MySQLをどのように舵取りしていくのかが注目される。
同ブログによると、退職の理由はMySQL 5.1GA版のリリースタイミングや、Server版の開発などで、サン・マイクロシステム側と意見が食い違ったことなどが主な原因だという。
現在同氏は、ストレージエンジンMaria 1.5の正式版リリースやMaria 2.0(フルトランザクション対応版)の開発、パフォーマンス周りの調整に着手しているという。このほか、MySQL-5.1-Mariaのレポジトリツリーへの安定したパッチ提供や、MySQL本体のソースコードの再構築も進めるとしている。
設立されたMonty Program Abは10〜30人程度の小さな「ファミリー指向」の規模で開発を続けるという。メンバーにはサン・マイクロシステムズで同氏とともにMySQLの開発に携わっていたエンジニアが複数加わっているようだ。
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