PC、Web、モバイルで共通RIA環境を実現

Java FX Mobileの提供を開始、サン・マイクロシステムズ

2009/02/13

 サン・マイクロシステムズは2月12日、携帯電話端末などに搭載されるJavaME向けのRIAフレームワーク「JavaFX Mobile Platform」の提供を開始したと発表した。現在、LG電子、ソニー・エリクソン・モバイル・コミュニケーションズなど13社がパートナーとしてJavaFXのサポートを表明している。

 JavaFXはJavaVM上に搭載するプレゼンテーション層ミドルウェア製品の総称で、JavaFX ScriptやJavaFX Mobileなどが含まれる。今回出荷したJavaFX Mobileは、JavaFXランタイムだけでなく、LinuxカーネルやJavaVMといった下位レイヤも含むモバイル端末向けのフルスタック製品。JavaFXのSDKをダウンロードしてNetBeansなどと組み合わせて使うことで、JavaFXの開発が可能。

 JavaFX Scriptを用いることでGUIライブラリのSwingを使うよりも手軽に、動画やオーディオ、ベクターグラフィックを使った動きのあるインターフェイスを実装できる。JavaFXはデスクトップ向けやモバイル向けのほかにもテレビ向けがある。異なるデバイスで同じコードが利用できるため、開発コストを削減できるメリットがある。

(@IT 西村賢)

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