最も落ちないSNSサイトはFacebook

主要SNSサイトのダウンタイム比較、Pingdomが発表

2009/02/19

 各種Webサイトを監視するPingdomは2月17日、2008年中のSNSサイトのダウンタイムに関する調査データを公表した。対象となったSNSサイトは、Facebook、MySpace、LinkedIn、Twitter、Friendster、LiveJournal、Orkut,、Windows Live Spacesなど15サイト。調査によれば、99.9%以上のアップタイムを達成したサイトはFacebook(99.92%)、MySpace(99.94%)、Classmates.com(99.95%)、Xanga (99.95%)、Imeem(99.95%)の5つのみ。

downtime01.png 主要SNSサイトのダウンタイム比較ランキング(単位は時間) 出典:Pingdom

 最もダウンタイムが多かったのはTwitterで、アップタイムは99.04%。ただ、ダウンタイムの84%は2008年前半に集中しており、8月以降は大幅にダウンタイムを減らしているという。

 Twitterと正反対の傾向を示すのはビジネス向けSNSとして人気が高まるLinkedInだ。LinkedInは現在も急速に成長中と見られ、Pingdomは発表資料の中で「スケーリングの課題を抱えている可能性がある」と指摘している。

downtime02.png 2008年のTwitterのダウンタイムの推移。2008年後半に改善している 出典:Pingdom

 これらのデータはダウンタイムの総時間を比較したもので、細かなダウンタイムが数多く発生しているか、長時間にわたるシステムダウンが発生したかは区別していない。連続した1回のシステムダウンとして最長のものは、同窓生向けサイト「Reunion.com」で3月末に起こったもので、9.9時間にわたってアクセス不能になったという。長時間ダウンの上位は、Orkut(8.8時間)、Friendster(8.1時間)、Windows Live Spaces(6.0時間)など。アップタイムで1位となったFacebookは、最長でも0.4時間のダウンタイムしか発生していない。

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(@IT 西村賢)

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