iPhoneが引き続き断トツの1位

Symbianを抜いたAndroidのモバイルブラウザシェア

2009/03/03

 調査会社の米Net Applicationsは3月1日、モバイル端末からのインターネットアクセスに関する最新調査報告を発表した。調査は全世界のほとんどの国をカバーしていて、月間160万ページビューとなるデータから集計しているという。

 調査によれば、2009年2月のモバイル端末からのインターネットアクセスは0.72%。デスクトップの98.93%と比較すると比率はごく小さいが、前月の1月と比較すると0.69%から0.72%へと増えていて、同社は「モバイルからのWebブラウジングの比率は急速に伸びている」としている。

 プラットフォーム別に見るとiPhoneが66.44%で2位のJava ME(9.11%)に大差を付けてトップ。以下、Windows Mobile(6.90%)、Android(6.26%)、Symbian OS(6.17%)、Palm(2.37%)、BlackBerry(2.24%)と続く。BREWは0.51%。

share01.png インターネットアクセスを行うモバイル端末のプラットフォーム別シェア 出典:米Net Applications

 調査報告では、AndroidとBlackBerryが急速に市場シェアを獲得していると指摘している。ただ、モバイル端末市場自体が伸びているため、こうした新興勢力によってiPhoneのシェアが縮んでいるわけではない。

 Androidは2008年10月のリリースから約4カ月でSymbian OSをかわして6%超のシェアを獲得したことになる。

 またモバイル検索市場ではグーグルのシェアが97.5%と独占に近い。ただし、今後数カ月で米国の有力キャリアVerizonがマイクロソフトとの協業でLive Searchの利用を開始するものと見られている。

(@IT 西村賢)

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