カメラから直接YouTubeやFlickrにアップロード

Wi-Fi内蔵SDカード「Eye-Fi」がビデオにも対応

2009/03/04

 米Eye-Fiは3月3日、無線LAN機能を内蔵したSDカード「Eye-Fi」に写真のアップロード機能に加えてビデオのアップロード機能を追加した「4GB Eye-Fi Share Video」(79.99ドル)と「Eye-Fi Explore Video Cards」(99.99ドル)の2製品を発表した。製品出荷は3月末を予定している。

 容量はともに2GBでビデオアップロード機能に対応する。さらにEye-Fi Explorer Video Cardsは、地理情報を写真に付けてアップロードする機能にも対応するほか、米国の1万個所以上のホットスポットが利用可能になっているという。ホットスポットの利用期限は1年間。

 Eye-Fiカードは通常のSDカードに無線LANチップを内蔵した製品。SDカードを利用したデジタルカメラであれば、本体側で対応していなくても無線LANによる写真データのアップロードが可能。無線LANアクセスポイントを経由して、PCや写真共有サイトなどにカメラから半自動的に写真データを転送できる。カメラに電源が入った状態で未アップロードの写真があれば、バックグラウンドでアップロードを行う。

 新製品では25以上のSNS、写真共有サイトに対応したほか、新たに動画にも対応。YouTubeとFlickrに対して、動画をアップロードできる。Flickrは従来動画ファイルのアップロードを有料会員に限定していたが、3月2日からは1カ月に2つまでは無料会員でもビデオをアップロードできるようになっている。

 日本市場ではEye-Fiの日本法人が国内向け販売を行っているが、現時点で新製品に関するアナウンスはない。

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(@IT 西村賢)

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