最大80%のトラフィック削減

Opera Mobileもサーバ側圧縮機能対応に

2009/03/27

 Opera Softwareは3月26日、サーバ側でのアクセラレーション機能「Opera Turbo」に対応したモバイル端末向けのWebブラウザ「Opera Mobile 9.7」を発表した。オフライン時にWebアプリケーションの利用を可能とするプラグイン、Google Gearsにも対応する。

opera01.png Opera Turboオン(左)、オフ(中央)、IE Mobile(右)の比較(Operaが公開した動画ビデオから引用)

 Opera Turboにより、ユーザーが訪れるWebページのコンテンツを最大80%まで圧縮できるという。ユーザーは高速なWebアクセスが可能になる一方、キャリアにとってはユーザー体験を損ねることなくトラフィックを削減できるメリットがあるという。

 これまで同社はOpera Miniで同様のサーバ側でのアクセラレーション機能を提供してきたが、新たにOpera Mobileでも対応したことになる。両者の違いはOpera MiniがJava VM上で動くのに対して、Opera Mobileは端末にインストールするネイティブアプリケーションである点。Opera Turboは、いずれデスクトップ版のOperaでも採用する方向で検討を進めている(参考記事:速い! Opera Turboを使ってみた)。

 Opera Mobile 9.7では、デスクトップ版のOpera 10(アルファ版)でも使われている最新のレンダリングエンジン「Presto 2.2」を採用。CSSやAjaxの対応をテストするWeb標準のテストスイート「Acid 3」で100点中100点であるほか、Open GL/ESではハードウェアアクセラレータも利用できるという。

(@IT 西村賢)

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