Excel連携のプラグインも

「SugarCRM」がバージョンアップ、BIやセキュリティを強化

2009/05/15

 オープンソースCRMは5月14日、カスタマイズ性を特徴とするオープンソースのCRMソフトウェア「SugarCRM 5.2日本語版」をリリースした。価格はオープンプライス。

 SugarCRMは、米SugarCRMが開発した、商用のオープンソースCRMソフトウェア。基本機能をまとめた「Community Edition」は無償で提供されており、プロ版およびエンタープライズ版は有償で、ソースコードと保守サービスが提供される。

 新バージョンでは、セキュリティやビジネスインテリジェンス(BI)に関する機能が強化された。セキュリティに関しては、システム管理者権限をきめ細かく分け、システム全体の管理者に加え、「開発者」「管理者&開発者」を設けた。これにより、全体のシステム管理権限を持たなくとも、部署単位で必要な部分にのみカスタマイズを加えることができる。また、システムの動作を監視する「トラッカー機能」の装備により、どのユーザーがいつログインし、どういった操作を行ったかといった情報を把握できるようにした。

 BI関連ではレポート作成ウィザードを改良したほか、Microsoft Office Excel用に新たなプラグインを追加。このプラグインを利用すると、SugarCRM 5.2のレポート集計結果やデータ検索結果をExcelシートとして出力したり、Excelシートからサーバ側のデータを更新するといった操作が可能になる。

 また、ワイヤレスモジュールを強化し、スマートフォンからのレコード閲覧/編集を行えるようにしたほか、ワークフロー機能が搭載されている。

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(@IT 高橋睦美)

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