シングルサインオンも提供

NRI、オープンソース活用で低価格な統合ID管理システム構築

2009/05/22

 野村総合研究所(NRI)は5月21日、オープンソースのID管理ソフトウェア「OpenSSO」と、エクスジェン・ネットワークスのID管理製品「LDAPManager」を組み合わせて企業の統合ID管理システムを構築する「OpenStandiaソリューション/統合ID管理」を発表した。

 OpenStandiaソリューション/統合ID管理では、これまでシステムごとにばらばらに管理されていたIDやパスワード、権限情報を一元化する。NRIはすでに、ユーザーが一度だけの認証で複数のシステムにログインできるシングルサインオンのソリューションを、OpenSSOを用いて提供している。OpenStandiaソリューション/統合ID管理ではさらに、IDや権限情報の追加、削除、変更といったメンテナンス作業の負荷を減らし、システム管理者の負担を減らすという。

 特徴は、オープンソースのOpenSSOと低コストなLDAP Managerを組み合わせることにより、商用製品のみで構築する場合よりも低価格にID管理システムを構築できること。同社では、3000ユーザーの場合、ソフトウェアコストは約3分の1に削減できると推定している。

 また、OpenID 2.0を活用した企業間のID連携/活用ソリューション「Uni-ID」を組み合わせることにより、企業内だけでなく、複数の企業間でのシングルサインオン/ID管理にも適用可能。

 OpenStandiaソリューション/統合ID管理には、要件定義、サーバ構築、導入後の障害対応など各フェーズのサービスが含まれている。価格は、「統合ID管理環境の設計・構築」が450万円から、保守サポートサービスは年額150万円から。

(@IT 高橋睦美)

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