アクセス集計やユーザープロフィールの解析も
UEI、iモードブラウザ2.0に対応したCMSを発表
2009/05/22
ユビキタスエンターテインメント(UEI)は5月22日、ASP/SaaS型CMS(コンテンツ管理システム)の新版「ZEKE(ジーク) CMS 4.0」を発表した。先日発表があったNTTドコモのiモードブラウザ2.0で実装されたJavaScript/Ajax表示やFlash動画埋め込みなどの新機能に対応している(参考:“iモード2.0”はCookieやAjax、インライン動画に対応)。
ZEKE CMSは、メタデータを動的に追加でき新規サイト構築から既存サイトの載せ替えまでカスタマイズが可能だ。携帯電話の主要3キャリアに対応していて、一度の操作で3つを同時に更新できる。また、公式サイトで利用可能な絵文字が使用でき、基本的な絵文字は端末ごとに自動変換して、キャリア固有の絵文字も「絵文字パレット」を見ながら入力できる。着うた、アプリ、Flashなどの素材配信やニュース、ブログなどの配信、月額制やポイント制、従量制のすべての公式サイト課金方式に対応している。
オプションで、ウィルコム、イー・モバイル、iPhone/iPod touch、Androidのサイトにも対応できる。
「自動保存」機能を備えていて、ZEKE CMSを使ってコンテンツを制作しているときに、PCがハングアップしたり操作を誤ったりした場合でも、編集中の状態をすぐに復元できる。エントリーを保存するごとに更新履歴が自動的に残り、いつでも好きな時点までページを巻き戻す「タイムマシン」機能も特徴的だ。また、複数のユーザーが運営するような大規模サイトにも対応していて、ユーザーごとに「編集長」「編集者」「ライター」と3レベルの権限設定が可能となっている。
iモードブラウザ2.0に対応した機能としては、動的な表現を含むページのための「ケータイAjax」を実現したテンプレートを提供する。
例えば、好みのデザインをプルダウンメニューで選ぶだけで、ページの再読み込みをせずに、その場でサイトデザインを変更できる「サイト着せ替え」、ページが縦長になりがちなケータイサイトの使い勝手を向上させるための「コンテンツ折り畳み」、検索結果を検索窓のすぐ下にインラインでリストアップできる「記事リアルタイム検索」などをコンテンツに盛り込むことができる。ほかにも、見たいムービーをメニューから選ぶと、ページ上にFlashムービープレーヤーを表示し、ページ遷移なしで動画再生が開始できるコンテンツもCMS上から構築・管理可能だ。
iモードブラウザ2.0対応以外の4.0の新機能としては、アクセス集計機能を搭載。各ページごとのアクセス数やユニークユーザー数を自動集計し、解析結果をグラフ表示できる。さらに、該当するプロフィール(キャリアや性別、年代、地域、会員状態)に属するユーザーの、全体に対する割合を表示したり、選択されたユーザープロフィールの中からアクセス数の多い上位3名を典型的なユーザーとして行動パターンを表示させることも可能な「ユーザー傾向追跡」機能を搭載している。
ほかにも、CMS上でメルマガの作成から送信までができる機能や校正チェック機能、コーナーツリーのコピー機能、uid指定でのプレビュー機能なども新たに搭載した。
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