データの更新、比較をGUIで

ポピュラーソフト、異種DB間でデータ比較を行うツールを発表

2009/06/23

 ポピュラーソフトは6月23日、異なるデータベースに存在する2つのテーブルの内容を比較し、データのマージや更新を行えるGUIツール「Popular Beetle」を発表した。更新した内容の証拠資料作成や、異なるデータベース間のデータ移行ツールとして利用することを想定している。

 データベースの移行やデータの修正(パッチ)を適用するときは、従来はエンジニアがダンプの取得やCSV形式でデータを取り出し、個別にSQLを発行することで行っていた。Popular Beetleは、この作業のためにポピュラーソフト内で利用していたツールを基に、製品としてまとめたものだという。

画面 Popular Beetleのメイン画面。右側と左側でデータが異なるカラムは色が変化する。異なるデータだけを表示することも可能。

 画面は2ペインの構成となっており、それぞれのペインに1つのテーブルを表示する。2つのテーブル間で異なるデータが存在した場合、色が変わるなどで視覚的に相違点が分かるのが特長。この画面上で個別のカラムデータを修正したり、相違点を一括して反映することもできる。また、その反映のためのSQLも確認、保存できるため、どのデータを修正したかというエビデンスとしても利用できる。

 Popular Beetleが対応するデータベースはOracle Database、Microsoft SQL Server、Microsoft Access、Excelファイル、CSVファイルなど。ODBC経由での接続も可能であるため、アダプタを用意すれば、サポート対象外ではあるがMySQLやPostgreSQLにも接続できるという。1クライアントライセンスの価格はプロフェッショナル版は4万9800円、データ更新機能がないスタンダード版が3万9800円で、本日から試用版のダウンロードも開始する。

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(@IT 宮田健)

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