仮想アドレスの設定を自動化
日本IBM、ブレードサーバ用I/O仮想化ソフトの新版発表
2009/07/03
日本IBMは7月2日、同社ブレードサーバBladeCenter用I/O仮想化ソフトウェアの新バージョン、「IBM BladeCenter Open Fabric Manager(BOFM) V3.0」を発売したと発表した。BOFMはブレードサーバからLANおよびSANへの接続に用いるMACアドレスやWorld Wide Name(WWN)をシャーシ側で保持し、これを各サーバブレードに適用できる製品。
BOFMはBladeCenterシャーシ用の管理モジュールAdvanced Management Module(AMM)にインストールする「Basic」ソフトウェアと、サーバ管理ソフトウェア「IBM System Director」の双方にインストールする「Advanced Upgrade」ソフトウェアで構成される。サーバブレードのMACアドレスやWWNなどを仮想化して設定する役割はBasicが担う。一方、System Directorを導入した管理サーバにAdvanced Upgradeをインストールすることにより、サーバブレードが追加されたり、切り替わったりした場合の、新ブレードへのネットワークへの接続や切り替えが自動的に行えるようになる。
新バージョンでは、Xeon5500番台を搭載した「IBM BladeCenter HS22」に対応。また、従来のバージョンでは、新規に追加したサーバブレードやブレードシャーシのネットワークへの接続の際には、手動で仮想アドレスの設定を行う必要があったが、新バージョンでは仮想アドレスの設定が自動的に更新され、ネットワーク設定を自動的に行えるようになった。
BOFM V3.0の価格はBasicが24万1500円、Advanced Upgradeが31万5000円。
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