IPネットワークとストレージネットワークの統合を促進

日本IBM、BladeCenter用のFCoE対応スイッチ発表

2009/07/08

 日本IBMは7月6日、同社のブレードサーバ「IBM BladeCenter」用のFCoE対応スイッチを発売したと発表した。FCoE(Fibre Channel over Ethernet)はストレージ接続のために使われる通信手順のファイバチャネルを、IPネットワーキングのベースとして広く利用されているイーサネットの次世代版の上で動かす技術。IPネットワーキングとストレージ・ネットワーキングを同一のケーブルで行えるため、サーバからのケーブルの数を大きく削減できる。また、サーバにおけるファイバチャネルスイッチモジュールが不要となる。

ibm01.jpg 日本IBMが販売開始したBladeCenter用のスイッチモジュール

 日本IBMが販売開始したのは「BNT 10ポート 10Gb イーサネット・スイッチ・モジュール for IBM BladeCenter」。米ブレード・ネットワーキング・テクノロジーズ(BNT)からのOEM供給によるブレードサーバ用スイッチの最新版だ。BladeCenter Hのシャーシにこの製品を4個搭載した場合、毎秒1.92Tbpsでの通信が実現する。外部接続ポート数も従来の6本から10本に増加したという。価格は165万9000円。出荷は7月15日となっている。

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(@IT 三木泉)

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