SMB市場に合わせたライセンス体系も追加

サイベース、DWH専用データベース「Sybase IQ」最新版を発表

2009/07/16

 サイベースは7月16日、データウェアハウス専用のデータベースエンジンの最新版「Sybase IQ 15.1」を、2009年11月初旬より出荷すると発表した。

 Sybase IQはカラムストア型と呼ばれる、データを行単位ではなくカラム単位に管理し、インデックスを作成するデータウェアハウスに特化したデータベースエンジン。この形態でデータを格納することで、レスポンス性能がデータ量に依存しなくなり、データ量の増加に対する拡張はストレージを追加するだけでよいことが特長である。

 米国では先行して15.0を提供しているが、15.1は日本語をはじめ多言語に対応し、日米同時の出荷となる。15.0で追加された「マルチノード・ローディング」「並列クエリー処理」などの強化に加え、15.1では新たに「インデータベース分析」機能が加わり、従来はBIツール側での処理が必要だったドリルダウンや予測分析を、Sybase IQのデータベース内で処理できるようになった。

 Sybase IQ 15.1からは製品構成も拡充する。従来は1種類の構成だったが、Sybase IQ 15.1からは4コア/25人以下/IQデータ250Gbytes以下に適用される「Small Business Edition」と、従来の「Enterprize Edition」の2つの製品構成が用意される。従来はドキュメントのみローカライズを行っていたが、本リリースよりソフトウェア、パッケージもすべて日本語化して提供する。

Sybase IQ 15.1のパッケージイメージ Sybase IQ 15.1のパッケージイメージ

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(@IT 宮田健)

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