インシデント単位で

CentOSも技術サポート、ミラクルが新サービス

2009/07/29

 ミラクル・リナックスは7月29日、自社ディストリビューションのMIRACLE LINUX(Asianux Server)だけでなく、CentOSやバージョンの古いRed Hat Enterprise Linuxまで対象とした技術サポートサービス「Linuxインシデントサポート」を提供開始すると発表した。回数単位でサポートを提供するのが特徴で、価格メニューは1インシデント(10万円)、3インシデント(20万円)10インシデント(50万円)となっている(すべて税別価格)。スタンダードなサポートメニューに加え、ダンプ解析やソースコード調査、修正パッチ作成支援なども行うプレミアムサービス(1回60万円)も提供する。

 商用Linux OSを利用する企業でも、ベンダがサポートしないオープンソース版を組み合わせて利用するケースが増加していることから、CentOSをメニューに入れた。Red Hat Enterprise Linux 2.1など、現在は提供されていない古いバージョンもサポート対象。

 今回のサービスの一環として同社は、日本IBMと協力して、IBMのx86サーバ「IBM System x」、ブレードサーバ「IBM BladeCenter」上でのCentOSの動作検証を行うという。検証結果はWebサイト上で随時公開していくほか、他メーカーのサーバについても稼働確認後に順次追加していくという。

 ミラクル・リナックスは今回のサポートサービスを初年度に100社へ提供したい考えだ。

OS バージョン
MIRACLE LINUX 2.1/3.x/4.x/5.x(Asianux Server 3.x)
Red Hat Enterprise Linux 2.1/3.x/4.x/5.x
CentOS 3.x/4.x/5.x

サポート対象OS

(@IT 西村賢)

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