保守料金などを割引で提供
日本IBM、ノベルと共同でSolarisからの移行支援プログラム
2009/08/06
日本IBMとノベルは8月6日、Solarisから、IBMのサーバとSUSE Linux Enterprise Serverを組み合わせたプラットフォームへの移行を支援する「リナックス搭載スケールアップ型サーバ移行支援プログラム(SUPRI:SUSE Linux Enterprise Server Scale Up Migration Program Running on IBM)」の提供を開始した。
同プログラムが対象とするのは、基幹業務、特にデータベースサーバとしてSolarisを利用しているユーザー。両社は共同コンサルティング・チームを組織し、Solarisから、SUSE Linux Enterprise Serverを搭載したIBMのスケールアップ型サーバへの移行を支援していく。また、障害時のホットラインを設けて、障害の緊急/重要度情報を共有し、安定稼働を支援する。
日本IBMは、移行に関する無償アセスメントから費用の無償見積もり、移行計画立案の支援から有償の移行作業などを提供する。このプログラムでは、3年間のサーバ保守を通常価格の50%で提供するほか、初年度の支払いを総額の10%にする「ステップ・ペイメント・リース」を提供するなどして、コスト的なメリットも打ち出す。ノベル側も、2009年末までの期間、ユーザー向けの有償コンサルティング/有償サービスを最大で30%割引で提供する。
両社は、Solarisで稼働している16台のデータベースサーバを、SUPRIを利用することによってIBMのスケールアップ型サーバ1台に統合することにより、保守料金やソフトウェア使用料金も含めた5年間のTCOを約70%削減できるとの試算を出している。
なお日本IBMは7月に、同じくSolarisを利用するユーザーを対象に、「Red Hat Enterprise Linux」を搭載したIBMサーバへの移行を支援するプログラムをレッドハットと共同で発表している。
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