検索機能の強化も

Facebook、フィードアグリゲーションのFriendFeedを買収

2009/08/11

 SNS大手のFacebookは現地時間の8月10日、フィードアグリゲーションサービスを提供している米FriendFeedを買収することを発表した。当面の間、FriendFeedのサービスは、FriendFeed APIも含め通常通り提供される予定だ。

 FriendFeedは、RSS/Atomフィードや複数のソーシャルサービスの更新情報をひとまとめにして表示するフィードアグリゲーションサービスを提供している。今回の買収元となったFacebookのほか、TwitterやGmail、delicious、Flickrなど、58種類のサービスから情報の集約が可能だ。

 FriendFeedの共同創業者の1人で、その前にはGoogle Mapsのプロダクトマネージャを務めた経験を持つBret Taylor氏は、「FacebookとFriendFeedは、人々が友人とつながり、情報を共有するためのツールを提供するという共通のビジョンを持っている」とし、同社が培ってきた技術を、250万人に上るFacebookのユーザーに提供することを楽しみにしているとコメントしている。

 買収に伴い、4名の創業者を含むFriendFeedの12名の従業員は、Facebookに移籍することになる。正式な買収額は明らかにされていないが、米WSJ.comはその額を、現金と株式合わせて約5000万ドルと報じている。

 なおFacebookは同日、検索機能をバージョンアップしたことも明らかにした。この機能強化により、自分の友人、もしくは公開されているすべてのユーザーの最新30日間のフィードのリアルタイム検索が可能になったという。

facebook01.jpg Facebookがブログに掲載した検索機能のサンプル画面

(@IT 高橋睦美)

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