Googleアカウントとひも付けてサーバに保存
Google Chromeにブックマーク同期機能
2009/08/18
グーグルは8月17日、複数の端末間でブックマークを同期させる機能を搭載したGoogle Chromeをリリースしたことを明らかにした。利用できるのはdevチャンネルと呼ばれる開発版のみで、起動時に「--enable-sync」オプションを付ける必要がある。
メニューから同期機能を呼び出すとダイアログが表示され、Googleアカウントの入力を促される。オンライン上のブックマークは、このアカウントにひも付く形でグーグルのサーバ上に保存され、即座にほかのPC上のGoogle Chromeに反映されるという。オフライン時に作成したブックマークは、次回オンラインとなった際にサーバに反映される。サーバ上に保存したブックマークはGoogle Docsで確認できる(現時点では新規追加されるフォルダは見えるがブックマーク自体は見えない)。
同期機能の実現のためにXMPPベースのプロトコルに対応したライブラリを実装。クライアントへのリアルタイムのプッシュは、XMPPベースのGoogle Talkサーバ群を流用しているという。
同期データは、同社が基盤技術としてオープンソースで公開した汎用のシリアライザ「Protocol Buffers」を使って送受信している。現在、Google Chromeではブックマークの同期を実現しているが、実装したライブラリ自体は、ほかのデータタイプにも流用可能という。
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