Monoランタイム搭載で高速化

Moonlight 2.0のβ版公開

2009/08/18

 Monoプロジェクトは米国時間の8月17日、マイクロソフトのリッチクライアント技術「Silverlight」のコンテンツを閲覧できるようにするプラグイン「Moonlight」の最新版となる「Moonlight 2.0 beta 1」を公開した。同プロジェクトのWebサイトから無償でダウンロードできる。正式版の公開は2009年9月に予定されている。

 Moonlightは、Microsoft Silverlightで作成されたリッチコンテンツやWindows Media形式のコンテンツをLinux上で再生できるようにするプラグイン。Novellの支援を受けたMonoプロジェクトが開発を進めており、LGPL v2ライセンスの下オープンソースとして公開されている。

 バージョン2.0は、CLRをサポートするSliverlight 2.0との互換性を持つほか、オープンソース版の.NET実装「Mono」のランタイムを搭載することでパフォーマンスの向上を図った。また、JavaScriptに加え、C#やRuby、Pythonといった言語を用いてリッチインターネットアプリケーションの開発が行えるようになったという。

 また、マイクロソフトは先に「Silverlight 3.0」を発表しているが、Moonlight 2.0 beta 1はその機能も一部サポートしている。

(@IT 高橋睦美)

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