Google Apps PremierとEducation Editionが対象

タスクを自動化する「Google Apps Script」、正式公開

2009/08/20

 グーグルは米国時間の8月19日、「Google Apps Script」を正式にリリースしたことを発表した。Google Apps PremierおよびEducation Editionのユーザーが利用できる。

 Google Apps Scriptは、Google SpreadsheetsやGoogle Docs、カレンダーといった各アプリケーションのさまざまな機能を自動化し、カスタム機能を作成することができる。スクリプトは、Google Spreadsheetsに用意されたスクリプトメニューからScript Editorを呼び出し、JavaScriptで記述する。同社は5月にこの機能のパイロット版を公開していた。

 Google Apps Scriptを活用すると、例えば、Spreadsheets上のボタンを押すだけでメールを送信したり、入力された数値の単位を変換するといった作業を自動的に実行できる。Googleがブログで紹介した例では、経費申請/承認処理作業にGoogle Apps Scriptを活用し、入力漏れなどがある場合は「要審査」とフラグを立ててワークフローと連動させることが可能という。

 また、スクリプトによるタスクの自動化は珍しくないが、Google Apps Scriptの場合は、外部のWebサービスなどと連動することで、より応用範囲が広がる点が特徴だ。上記の例では、外貨の精算については、外部のWebサービスを呼び出して当時の為替レートを調べるといった応用が可能という。

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(@IT 高橋睦美)

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