認知度向上狙い個人向けパッケージをリリース
バックアップ製品のアクロニスが日本法人設立
2009/09/10
バックアップソフトウェアを開発、販売する米アクロニスは9月10日、日本法人アクロニス・ジャパンを設立したことを発表した。代表取締役兼マネージングディレクターには村上督氏が就任する。
アクロニスは、中小企業向けバックアップ/リカバリソフトウェアを提供してきた。ファイル単位ではなくイメージベースのバックアップを取得することで、障害が発生した場合でも、システム全体を迅速に復旧できること、仮想マシンのバックアップ/復元に対応していることなどが特徴だ。
同社は日本法人設立に合わせ、9月11日より、個人向けバックアップソフトウェア「Acronis True Image Home 2009」の販売を開始する。PC全体やパーティション、ファイル、設定などのバックアップ/復元を行う製品だ。
新バージョンでは、Windows Vista風のユーザーインターフェイスを採用したほか、システムを分析し、状況に応じて最適なバックアップ方法を提示する「Acronis ワンクリックプロテクション」機能を追加した。さらに、アーカイブ内のファイルをGoogleデスクトップやWindowsサーチを利用して検索できるプラグインも提供する。Windows XP/Vistaに対応するほか、アップデートによってWindows 7もサポートする。価格は1ライセンスの通常版が1万290円(税込み)。
村上氏は「コンシューマー向け製品の販売による認知度の向上は、企業における同社の位置付けを強化することにもつながる」と述べた。今後、中堅企業から大企業に向けた製品を展開する計画があり、数百台規模のシステムで効率的にバックアップを行える管理ツールを年内に提供する予定という。また、アーカイブや仮想化といった技術に加え「イメージバックアップ」という強みを生かし、既存の企業向けバックアップ/リカバリ製品を補完するソリューションを提供していきたいとしている。
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