オープンソースソフトウェアを活用

NotesのワークフローをWebインタフェースで、NRI

2009/09/18

 野村総合研究所(NRI)は9月17日、既存のIBM Lotus Notes Domino(Notes)システムを生かしたまま、オープンソースソフトウェアによるWebポータル機能を連動させる「OpenStandiaソリューション/Notesエクステンション」の提供を開始した。

 NRIはこれまで、オープンソースのポータルソフトウェア「Liferay」を中心に開発した企業内ポータルソリューション「OpenStandia/Portal」を提供してきた。これとNotesを連動させることにより、既存の資産をそのまま生かしながら、WebベースのユーザーインターフェイスからNotesを利用できるようにする。

 これにより、ワークフローをはじめとする既存のNotesアプリケーションをWebポータルから呼び出して利用したり、Notes掲示板の新着情報をRSSフィードを利用して表示するといった、高い操作性を備えたインターフェイスを提供できるという。また、NotesをほかのWebアプリケーションと連携させることも可能だ。

 さらに、統合ID管理やシングルサインオンについても、同じくオープンソースソフトウェアを活用することで、低コストで実現できるとしている。

 サービス提供に当たっては、エー・アンド・アイシステムがNotesに関する技術支援を提供する。またNRIは導入コンサルティングから構築、保守サービスまでを提供。今後3年間で50社への導入を目指すという。

(@IT 高橋睦美)

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