Webアプリ開発をHTML5で

グーグル、IEにChromeを埋め込むプラグイン発表

2009/09/24

 グーグルは9月22日、IE6/7/8に対応するHTML5レンダリング・プラグイン「Google Chrome Frame」を発表した。早期リリース版で、現在同社はフィードバックを求めている。Google Chrome Frameはプラグインという形式で実装しているものの、実体はグーグルのWebブラウザのエンジンそのもの。WebKitをベースにしていて、JavaScriptエンジン「V8」も搭載する。

 Web開発者が、Google Waveのような高速でリッチなアプリケーションを開発するために、Google Chrome Frameを開発したという。JavaScriptの高速化やHTML5の登場によって、これまでデスクトップアプリケーションでのみ可能だったことが、Webアプリケーションでも実現可能になる一方、IEがこうした最新技術をサポートしないために、Web開発者はCanvasやHTML5のオフライン機能といった機能が使えなかった。

 Google Chrome FrameがプラグインとしてIEにインストールされているかどうかは、HTML中に、

<meta http-equiv="X-UA-Compatible" content="chrome=1">

と書いておくことで判定できる。また、Google Chrome FrameがインストールされたIEは、User-Agentヘッダで判別も可能。Google Chrome Frameのインストール状態を判定するJavaScriptライブラリは、このプラグインが存在しない場合にはインストールをユーザーに促すという。

(@IT 西村賢)

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