バグ修正で信頼性の向上も

アルファシステムズ、Windows操作も可能なMultiVNC新版

2009/10/05

 アルファシステムズは10月1日、1台のPCから複数のデスクトップを閲覧・操作できる多画面管理ソフト「MultiVNC」の最新バージョン、「MultiVNC 3.0.0」を公開した。

 MultiVNCは、VNC(Virtual Network Computing)の技術を利用し、複数のクライアントをネットワーク越しに操作できるソフトウェア。もともとは、「2004年度上期オープンソースソフトウェア活用基盤整備事業」の一環として、情報処理推進機構(IPA)の支援を受けて開発され、2004年12月からGPLライセンスでオープンソースソフトウェアとして公開されてきた。

 約2年ぶりのバージョンアップとなった3.0.0の大きな変更点は、クライアントOSとしてLinuxだけでなくWindows VistaおよびWindows 7をサポートしたことだ。また、VNCの接続失敗やロック失敗などのバグを修正し、品質の向上を図った。

 さらに、アルファシステムズが有償で提供している授業支援ソフト「V-Class」との連携が可能だ。V-ClassからMultiVNCを呼び出して、端末の電源管理やOSへの一斉ログオンなどの機能を利用できるという。

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(@IT 高橋睦美)

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