「エンタープライズビジネスに本気」

マイクロソフトの「大手町テクノロジーセンター」がオープン

2009/10/07

 マイクロソフトは10月6日、「大手町テクノロジーセンター」を開設した。同センターは、エンタープライズ向けソリューションの提案や検証機能を提供する「テクノロジーセンター」と、ベンチャー支援や相互接続性向上に向けた技術支援、産学連携による共同研究といった取り組みの拠点となる「イノベーションセンター」という2つの役割を備えている。

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 東京・大手町に置かれた同センターには、サーバとワークステーションがそれぞれ300台以上、500TB以上のストレージが設置されており、マイクロソフト製品を活用したシステムの検証作業が可能なほか、新しいITシステムの立案に向けたソリューションを体感できるブリーフィングルームなどが用意される。すでに10月、11月の予約はいっぱいになっており、今後1年間で1000回以上のセミナーやトレーニング、技術検証を実施する予定だ。

 オープニング・セレモニーにおいて、同社代表執行役社長の樋口泰行氏は、同センターを「エンタープライズビジネスへの本気度を示すもの」と表現。システムの戦略策定から導入に必要な検証、最適化まで、ライフサイクル全般を支援していきたいとした。

 また、ユーザー企業を代表して祝辞を述べた大日本印刷 取締役 小槙達男氏は、「クラウドや仮想化といった技術の登場により、システムがますます複雑になっている中、製品を選び、それがきちんと動作するかを検証することが必要になる」と述べ、同センターの開設は時宜にかなった話であり、期待したいと語った。

otc01.jpg センター開設に当たっては、パートナー企業16社がアライアンスメンバーとして協力した
otc03.jpg 大手町テクノロジーセンターの内部

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(@IT 高橋睦美)

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