ワームに感染した端末のや障害対応を支援
Infoblox、ポートの利用状況を可視化するアプライアンス
2009/10/08
Infobloxは10月8日、ネットワークスイッチのポートの使用状況を可視化するアプライアンス「Infoblox PortIQ Appliance」の販売を開始した。価格は、2万ポート対応版で267万2000円から。
Infoblox PortIQ Applianceは、スイッチ単位ではなく、ポート単位で使用状況を把握することができるアプライアンスで、「Infoblox-1050-A」「Infoblox-1550-A」「Infoblox-1552-A」の3モデルがある。どのポートが利用中で、どのポートは空いているのか、またポートの先にどのような端末が接続されているのかといった情報を収集し、目に見える形で表示する。
また、同社が提供しているIPアドレス管理製品と連携することで、IPアドレスとMACアドレスに対し、スイッチ名やVLAN名、VLAN番号、スイッチの状態、ポートのスピードやリンク状態検出時間といったこまかな情報をひも付けることが可能だ。
同社はInfoblox PortIQ Applianceにより、従来は手作業で行う必要があったスイッチ資産の棚卸しやポート利用状況の詳細データ収集を自動化できるとしている。ひいては、IPアドレスとVLAN、スイッチポートをひも付け、障害が発生したポイントを迅速に特定したり、ワームに感染したデバイスをネットワークから速やかに隔離するといった作業を効率的に行えるという。また、未使用ポートを確認することで、ネットワークへの投資が適切に行われているかを判断する際にも有用だ。
同社はまた、大企業やサービスプロバイダ向けのDNSキャッシュアプライアンス「Infoblox-1852-A」もリリースした。ISPにおいてDNSの負荷が高まっていることを背景に開発された製品で、毎秒11万クエリの処理が可能なほか、電源やハードウェアの冗長化に対応したハイエンドモデルという。価格は647万9100円。
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