Webブラウザ単体で動くモデリングツール提供開始

あなたのビルも数分でGoogle Earth向けに3Dモデル化

2009/10/14

 グーグルは10月14日、「Google Building Maker」を発表した。Google Earthでは、3Dモデルが用意されている都市では地形に合わせてビルやタワーなどの建造物を立体的に表示することができるが、これまでこうしたコンテンツは地図業者が持つデータを自動処理したものに加えて、ユーザーがGoogle SketchUpなどの3Dモデリングツールで作成したデータをアップロードする形だった。

 新たに発表したBuilding Makerでは、Webブラウザだけで手軽にビルのモデリングとテクスチャの張り付けが可能となる。撮影済みの立体的なビルの頂点を、直方体のフレームを調整しながらトレースし、写真からテクスチャを張り付けることでモデル化する。Building Makerを使った作業はモデリングというよりもゲームに近い、とグーグルは説明している。

 作成した3Dモデルはオンラインのリポジトリに登録し、グーグル側でチェックし、ほかによりよいデータがないと認められればGoogle Earthに取り込まれる。現在、Building Makerが利用できるのは50都市に限定されているが、今後は対応都市を増やしていく予定という。

building01.png Google Earthでは、すでに東京でもかなりの建造物がモデル化されている

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(@IT 西村賢)

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