ファイル単位のリストアを実現する機能も標準で

シマンテック、最新の仮想化環境に対応したバックアップソフト新版

2009/11/04

 シマンテックは11月4日、中堅/中小規模企業向けバックアップソフトウェアの新バージョン「Backup Exec System Recovery 2010」を発表した。

 Backup Exec System Recovery 2010は、OSとアプリケーション、データを含むシステムイメージのバックアップを取得し、必要に応じてリストアすることで、システム復元やディザスタリカバリを支援するソフトウェア製品だ。管理コンソール「Backup Exec System Recovery Management Solution」を通じて、本拠地だけでなく遠隔地のバックアップを制御、管理することができる。

 新バージョンではバックアップ対象を拡大し、Windows 7やMicrosoft Exchange 2010、Microsoft Windows Server 2008 R2といった新しいOS/アプリケーションに対応したほか、仮想化環境への対応も強化した。具体的には、VMware vSphere 4.0、Microsoft Hyper-V Server 2008 R2、Citrix XenServer 5.xをサポートしている。これにより、既存の物理システムのバックアップを取って仮想マシンに乗せ、災害対策やそのテストに利用するといった運用が容易に行えるという。

 また、これまでオプション機能だった「Granular Recovery Option」を標準で提供する。Granular Recovery Optionでは、全体のバックアップの中から必要なフォルダやファイル単位でデータを抜き出して、個別にリストアを行うことができる。

 価格は、「Backup Exec System Recovery Basic Edition」が1サーバ当たり9万7200円、「Backup Exec System Recovery Server Edition」は15万3800円など。また、年内にはLinux対応版も提供する計画という。

関連リンク

(@IT 高橋睦美)

情報をお寄せください:

Server & Storage フォーラム 新着記事
@ITメールマガジン 新着情報やスタッフのコラムがメールで届きます(無料)

キャリアアップ

- PR -

注目のテーマ

ソリューションFLASH

「ITmedia マーケティング」新着記事

高齢男性はレジ待ちが苦手、女性は待たないためにアプリを活用――アイリッジ調査
実店舗を持つ企業が「アプリでどのようなユーザー体験を提供すべきか」を考えるヒントが...

IASがブランドセーフティーの計測を拡張 誤報に関するレポートを追加
IASは、ブランドセーフティーと適合性の計測ソリューションを拡張し、誤報とともに広告が...

【Googleが公式見解を発表】中古ドメインを絶対に使ってはいけない理由とは?
Googleが中古ドメインの不正利用を禁止を公式に発表しました。その理由や今後の対応につ...