「CLUSTERPRO X」をバンドル
ミラクル・リナックス、Linuxクラスタ構築用のパッケージソフト
2009/11/05
ミラクル・リナックスは11月4日、同社が提供するLinuxサーバOS「Asianux Server 3 ==MIRACLE LINUX V5 SP2」に対応したクラスタソフトウェア「MIRACLE CLUSTERPRO X 2.1」の出荷を開始した。価格は60万円。
MIRACLE CLUSTERPRO Xは、NECが提供するクラスタソフトウェア「CLUSTERPRO X」とAsianux Server 3 ==MIRACLE LINUX V5 SP2をバンドルしたパッケージ製品だ。それぞれ2CPU分のライセンスが含まれており、別途OSを用意することなく、短期間でLinuxベースのクラスタ環境を構築することができる。
CLUSTERPRO Xは、サーバの状態を監視し、障害が発生した場合は速やかに待機系に切り替えてフェイルオーバーを行って、システム全体の可用性を高めるソフトウェアだ。バージョン2.1では、共有ディスク型のクラスタ同士を遠隔地でミラーリングする機能やサーバ管理チップのBMC(Baseboard Management Controller)を用いて、ダウンを検出したノードを確実に停止する機能などが加わった。さらに、データミラー型クラスタ構成で、稼働中のデータベースの静止点を確保して待機サーバからのバックアップを支援するスナップショット機能も搭載されている。
ミラクル・リナックスでは、データベース用のサーバOSとして実績を持つMIRACLE LINUXをベースにすることで、より信頼性の高いデータベース連携のクラスタシステムを構築できるとしている。
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