インテル<->AMD間でも移動可能

VirtualBox 3.1はライブ・マイグレーション対応に

2009/12/01

 サン・マイクロシステムズは11月30日、仮想化ソフトウェアの最新版、「Sun VirtualBox 3.1」を発表した。新バージョンの目玉はテレポーテーションと名付けられた機能で、稼働中のVMイメージを、異なる仮想環境上に移動させる、いわゆるライブ・マイグレーションに対応したこと。インテルのプロセッサ上の仮想環境から、AMDのプロセッサ上の仮想環境へ移動することも可能という。これにより、物理サーバのメンテナンスなどでOSイメージをいったん別のサーバに移すという可用性の高いシステム構成が可能となる。

 VMイメージを保存するスナップショットのブランチングも新たに対応したという。これまでは常に最新のスナップショットしか、保存、再現できなかったが、任意の段階のスナップショットから、別のスナップショットを作れるようになったことで、ツリー状にVMを管理できるようになった。

 このほか、ゲストOSとしてWindowsを使った場合の2Dグラフィックの改善や、準仮想化ネットワークドライバへの対応、PAE(物理アドレス拡張)およびAMD64のゲストOSでのパフォーマンスを改善しているという。

(@IT 西村賢)

情報をお寄せください:

Server & Storage フォーラム 新着記事
@ITメールマガジン 新着情報やスタッフのコラムがメールで届きます(無料)

キャリアアップ

- PR -

注目のテーマ

ソリューションFLASH

「ITmedia マーケティング」新着記事

「マーケティングオートメーション」 国内売れ筋TOP10(2025年1月)
今週は、マーケティングオートメーション(MA)ツールの売れ筋TOP10を紹介します。

カルビーが「Body Granola」拡販のためタクシー広告に目を付けた理由
B2B商材によく利用されるイメージの強いタクシー広告だが、実はB2Cでも成功事例は存在す...

「B'zサプライズ生演奏」か「BBBBダンス」か 2024年の紅白歌合戦で最も注目されたシーンは?
視聴者が画面に「くぎづけ」になったのはどのシーンだったのか。